認定NPO法人 働く人びとのいのちと健康をまもる北海道センター

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新人看護師パワハラ自死事件 ー7

2022年3月4日 by スタッフ

原告の村山さんは控訴

    札幌高裁での新たなたたかいへ

3月15日、釧路赤十字病院新人看護師自死事件が言い渡され、釧路地裁は、村山さん遺族の労災請求を却下する不当判決を下しました。

2013年4月釧路赤十字病院手術室に勤務していた看護師の村山譲さん(当時36歳)は、半年後の9月にパワハラが原因で自死しました。その後、請求した労災を認めなかった釧路労働基準監督署の処分に対して、遺族(両親)はその取り消しを求めて釧路地裁に提訴しました。
譲さんは、薬剤の過剰投与のインシデントとその他のミス、指導看護師等からの厳しい指摘と人間関係の悪化、医師からの「病院のお荷物」発言などが続く中、8月末頃以降、「重症うつ病」を発症し9月15日に自死しました。
判決では発症は6月中旬、仕事上のミスは「中」、看護師等からの指摘等は「弱」、医師からの「病院のお荷物」発言は「確認できない」とし、原告が主張した業務起因による精神障害の発症、自死をことごとく否定しました。
釧路地裁のロビーには支援者が続々と駆け付け、メディアの取材陣も集まりました。
傍聴席は抽選となり1号法廷は満席となりました。午後2時、裁判長が「原告の請求をいずれも棄却する」と主文を述べると、「えっ」と驚きの声が響き渡りました。原告のご両親はまっすぐ裁判長に向き合っていました。

  私たちはあきらめません

判決後、裁判所の隣の「釧路弁護士会館」で報告集会が行われ、弁護団から「大変不当で、被害者の受けた心理的負荷を軽く見た判決です」と報告し、母親の百合子さんは「公正な判断をと思い続けてきましたが、こんなものかと思いました。つらい思いをしている労働者の方々がいると思います。私たちはあきらめません。息子の労災が認められれば、他の労災認定を求めている方々にもつながると思います。家族は力を合わせて頑張ってゆきます」と語りました。
父親の豊作さんは「亡くなって9年、裁判で4年、3万3千筆余の署名が寄せられました。今回の判決は残念です。がっかりではなく残念です。この間の取り組みは無駄ではありませんでした。もう少し時間がかかると思いますが、今後ともよろしくお願いします」と支援者への謝意と今後のたたかいへの決意を語りました。 遺族と弁護団は3月18日、札幌高等裁判所に控訴しました。

  取り組みを引き継ぎ、新たなたたかいに

釧路地裁での支援活動は「釧路支援する会」が中心的役割を担いました。
北海道医労連といの健道センターは、これまでのたたかいを引き継ぎ、全道・全国規模のたたかいを目指して、全道規模の「支援する会」へと組織を再構築し取り組むことを準備中です。4月上旬には全道的な支援共闘体制づくりをめざして話し合いを行います。
村山譲さんは業務起因の過労自死でした。
労災を認めさせること、悲痛な事件が2度と起きないようにしっかりとした医療、看護体制を確立することを目指して新たなたたかいに挑みます。(いの健にゅーすから)

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新人看護師パワハラ自死事件 ー6

2022年1月7日 by スタッフ

 釧路赤十字病院新人看護師自死事件結審

 判決は2022年3月15日

12月21日に行われた第13回期日は、原告被告ともに前回おこなわれた証人尋問を補充する最終の主張を書面にておこないました。
原告である、譲さんの母・村山百合子さんが陳述もおこないました。

 息子が亡くなった原因を明らかに

「秋には釧路でサンマを御馳走すると話していた息子がどうして亡くなったのか原因を明らかにし、釧路赤十字病院が安心して働ける病院となるよう、つらい思い出となった釧路に何度も通いました。病院の不誠実な対応に傷つきながらも頑張ってきました。公正な判決をお願いします。」

 証拠から明らかになる矛盾点

その後の支援者集会では、原告代理人より本裁判の総括的な説明がされました。中でも「被告側への尋問では、譲さんと、パワハラをおこなったとされる医師は接点がほぼなかった、術場で一緒になることもなかった、等の証言が続いたが、術場の台帳を確認すると矛盾点が浮き彫りになっている。今後は判決に向けて、世論に大きくアピールすることが大切だ」とのお話がありました。(支援する会ニュースより)

「新人看護師の労災認定を支える」釧路支援する会

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新人看護師パワハラ自死事件-5

2021年9月22日 by スタッフ

 釧路赤十字病院新人看護師自死事件~労災認定も求める裁判

    証人尋問を傍聴して       板井 かね子

村山譲さんが、希望に満ちて釧路赤十字病院に就職してわずか6カ月で自死しました。8月23日24日、釧路地裁第12回期日で証人尋問を傍聴することが出来ました。
尋問の目的は①譲さんのミスの精神的負荷の度合い②スタッフとの人間関係③新人教育が譲さんにとって精神的負荷が強いものであったことを立証するためです。証人は6人で、母 村山百合子さん、当時の手術室勤務の師長・係長・指導者など4名の看護師と、パワハラを行ったとされる医師1名です。

証言では、譲さんはミスを大変多く繰り返す、注意や説明も理解できなく指導が難しかしい人だったと応える反面、詳しい指導内容については「その場にいなかった」など大半は具体性に欠けるものでした。適切な指導がなされていない可能性を示すものでした。
また労基署の聴取の際には、「あってはならない重大なミス」と発言した内容に対して「直接患者に影響なかった」「未然に防ぐ事ができ、重大なミスではない」と意見を変えましたが、いずれにせよ、大声や厳しい口調で注意した事実は認めさせました。さらに看護師長より譲さんが注射係から次のステップに進めないと判断した理由にミスが含まれていたことも明らかになりました。

原告である百合子さんの尋問では、病院に誠意がなく誰にも会わせてもらえず、挨拶すらできなかった。裁判を進める中でようやく得られた情報がいかにあったか、匿名の内部告発の手紙もその信憑性の確信が得られた内容も明らかにしました。
裁判長からは12月21日が結審、3月には判決との意向が示されました。

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新人看護師パワハラ自死事件ー4

2021年2月1日 by スタッフ

村山 譲さん裁判第10回期日

  新たな事情聴取書の矛盾を指摘

2021年1月22日午後、釧路地裁で村山譲さんのパワハラ過労死労災不支給取り消し裁判が行われました。
この中で、原告は眼科医師が遺族にあてた手紙の中で「日赤のお荷物と言われて気にしていた」としたのはどこで知りえたのか明らかにすること、労基署の再聴取で以前の聴取内容と食い違いがある点の説明を求めました。
今後の弁論で聴取書の食い違いなどを説明することになりました。次回の期日は5月11日(火)午後です。
今後の進行協議では、今年秋ごろに証人尋問、年度内に結審する予定となりました。
今回は約2千筆の署名を提出しました。
報告集会には医労連、新日本婦人の会、過労死家族の会、市議会議員はじめ30人が参加しました。メディア関係者5人からは弁護団への質問が集中し、関心の高さを示していました。
恒例の釧路赤十字病院職員への朝宣伝には過労死家族の会からも参加があり、多くの職員がチラシを受け取っていました。

 署名は 31,452筆、寄せられています

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2020北海道会場 過労死防止対策推進シンポジウム

2020年12月4日 by スタッフ

厚生労働省主催の過労死等防止対策推進シンポジウムが11月27日(金)午後、札幌市内で開催され、経営者、会社員、公務員、労組員などが参加しました。 新聞記者の牧内昇平氏の基調講演、過労死遺族の体験報告の概要を報告します。

 基調講演 「過労死を他人事から自分毎事に」 牧内昇平氏 新聞記者

2006年朝日新聞社に勤務した牧内さんは、経済部で「上昇志向が強かった」と振り返ります。東京本社では財務省担当となり、G20やG7など海外取材も多く、「朝回り」「夜回り」で早朝から深夜まで働き「過労状態」でした。子供ができても奥さんからの相談に対応できず、奥さんが「心の病」になりましたが、それでも仕事に固執した状態でした。上司が気づいてくれて「労働」に部署異動になり、それから「過労死」を取材し、50人を超える過労死・パワハラ死遺族を取材しました。

そこから過労死が「自分事」となり、「労働時間管理」を行い、深夜勤務をやめ、子供と一緒に食事をとる様にしたと言います。職場でも「心の病のケア」の相談窓口を設け、仲間との声かけと自分の「ゆとり」を意識しました。仕事に対する価値観を変え、「生きるために働く」「自分の向上心を抑える」「読者には納得のゆく記事を月1本書く」を何度も言い聞かせてきたとのことです。

パワハラに関して「どこでも起こる」として、勤務して7年目の30歳代の自治体職員の自死事例を取り上げました。その職員は狭い部屋に新規事業の担当として4人のチームに参加しました。役所のエース、仕事ができる人の集まりでした。奥さんから聞いたメモに「仕事に行きたくない」「毎日怒られる」と記され、同僚の聞き取りで上司から「どんな仕事ならできるんだ」「こんなことで給料もらえると思うな」と言われていたとのことです。上司もこれらを認めて「公務災害」が認定されました。

その後、牧内さんの取材に応じた加害者の上司は、亡くなったことは「私が追い詰めた」と言いつつ、「仕事ができなかったから、本人のせいだ」と語りました。「仕事ができる、できない」を人の評価基準とする上司は「仕事第一」の考え方でした。牧内さんはワーク&ライフを重視する人との間で、コミュニケーションがない職場が悲劇を生んだと指摘しました。ハラスメントは人と人の関わり合いの問題であり、被害者と加害者の問題ではなく、職場の同僚たちの関わりがあれば防ぐことが出来た事例であり、傍観してはいけないと強調しました。

最後に「労働時間と会社で言われたことをメモする」「『仮に辞めたら』と心に転職活動を」「サボって休んで喫茶店に」「危なくなる前に、すぐ逃げて」と呼びかけました。

家族の体験報告

最初にN市の水道局に勤務していた夫を亡くした妻と娘さんの訴えがビデオ放映で伝えられました。
次に大学院で建築を学び、札幌市内の建設コンサルタント会社に勤務した28才の息子さんを失った母親が、200時間を超える時間外労働をしていたとして会社の責任を強く指摘しました。
また、今年10月に裁判で労災認定を得た、吃音のある新人看護師の遺族は、過労死後7年のたたかいと過労死の根絶を訴えるメッセージを家族の会に託し、会員が代読しました。

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吃音のある看護師の自死事件 勝訴し労災が認められました

2020年10月30日 by スタッフ

札幌地裁判で労災が認められました。

 北海道新聞の11月28日に掲載された記事をご紹介します。

北海道新聞2020.11.28

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新人看護師パワハラ自死事件 -3

2020年10月5日 by スタッフ

 『新人看護師パワハラ自死事件』のご報告とお願い

       弁護士 白神 優理子(八王子合同法律事務所)

(1)事件の概要と提訴したご両親の思い

釧路赤十字病院で勤務していた新人看護師の亡村山譲さんのご両親が原告となり、譲さんの自死は仕事上のストレスが原因であることを主張して、労災補償保険の給付申請を不支給とした労基署の処分を取り消すよう求めた裁判が続いています。被告は国です。担当弁護士は私の他に、尾林芳匡弁護士、和泉貴士弁護士です。
譲さんは、職場の医師や先輩看護師・同僚から質問攻め・無視・罵声・人格否定発言・一人だけカリキュラムを次の段階に進ませてもらえないなどの行為を繰り返され、その下で数々の業務上のミスを繰り返し、2013年9月15日、実家車庫内で自死しました。入職してわずか半年のことでした。
2018年4月24日に釧路地方裁判所に提訴したご両親の思いは、「夢を持って職場で働き始めた新人の労働者が、たった半年で自死に追い込まれるような労働環境を変えたい。」「親である自分よりも先に子どもに死なれてしまう。こんな辛いことはない。自分のような親がもう生まれないようにしたい。それだけです。」というものです。

(2)譲さんの遺書

譲さんが残した遺書には仕事での苦しみが綴られていました。全文を掲載します。
「入職して6カ月が経ちました。この6カ月、注射係しかできませんでした。その注射係すらまともにできませんでした。異常な緊張が続き、6月にはプロポフォールのインシデント、手術台のロックを外してしまうアクシデントを起こしてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。毎日、胃痛と頭痛に悩まされ、夜中に目が覚めてしまう日々が続きました。集中力に欠けて、ミスを連発し、言われたことを直せないでいました。A先生に「お前はオペ室のお荷物だな」と言われて確信しました。成長のない人間が給料をもらうわけにはいきません。本当に申し訳ありません。」

(3)業務が原因での精神障害発症・自死であること

譲さんが残したノートや手帳のメモ、労災申請前に行った証拠保全手続や裁判を開始してからの文書送付嘱託などで入手した資料、関係者の方からの情報提供をもとにすると、譲さんには多くの業務上のストレスが認められます。「複数の仕事上のミス」「医師や指導看護師からの詰問・人格否定発言・叱責・人間関係からの切り離し・ミスへのペナルティ」などです。
これらはいずれも「精神障害の労災認定基準」に記載されている「心理的負荷の出来事」に当たるものであり、譲さんの自死は業務上のストレスが原因であると認められるべきものです。現在、この点を裁判所で主張しているところです。
これに対して被告は、「仕事上のミスは全体として一個で、重大ではなくストレスの重さも軽い」「医師・看護師による叱責・パワハラ発言はなかった」などの反論をしています。

(4)支援のひろがりと皆さんへのお願い

現在、地元の医労連の皆さんなどをはじめ多くの方が支援の輪を広げて下さっています。署名は2万9475筆も集まっています。
ご両親は勇気を出して実名を明かし、顔も出して、日赤病院前でのビラ配布もしており、職員から「頑張ってください」との声掛けももらうようになりました。
皆さんにお願いです。署名へのご協力と共に、職場状況についての証人を探しています。医療者の方の世界は狭いそうで、思わぬところから情報提供をいただくこともできております。SNSにも公開しておりますので、ぜひこの問題をお広げください。
問題の根本には地域医療の危機的な現状があることもあわせて学んでいます。訴訟での勝利を目指すと共に、事件を通して問題意識を広げることによって、より良い職場づくりに繋げていきたいと決意しています。

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新人看護師パワハラ自死事件 -2

2019年10月15日 by スタッフ

 息子の過労死、労災認めて!

                      村山さんの訴えに支援の輪が広がる

   2013年4月に釧路赤十字病院に新卒採用となった、村山譲さん(当時36歳)が、同年9月にパワハラ等で自死した事件は、遺族が申請した労災が2017年11月に棄却されました。遺族は2018年4月に釧路地裁に「労災不支給処分取り消し訴訟」を提訴し、これまで6回の口頭弁論を終えています。
   2016年7月、釧路を中心に「支援する会」が発足し、遺族、弁護団とともに粘り強く活動を続けています。裁判になってから取り組んだ裁判官宛の「公正な判決を求める署名」は、先月2万1千筆を超えました。第5回期日で代理人弁護士が裁判官に署名用紙を届けたところ、署名用紙の束に裁判官が驚く一幕もありました。
   遺族は支援の呼びかけ活動に全国・全道を駆け回り、先月は北海道母親大会で、母親が地元・室蘭の支援者とともに壇上から訴え、多くの署名が寄せられました。

   事件は過重労働とともに、パワハラが原因であり、その「証言」を集めることが課題です。譲さんは手術室の勤務でしたが、内部の事はなかなか明らかになりません。「支援する会」では病院職員向けにチラシを配布して協力を呼び掛けています。8月27日には釧路市内で「原告、代理人、支援者の集い」を開催し、参加した30人から、事件への思いを語ってもらい、情報収集を呼びかけました。翌朝はご両親が支援者とともに病院前で訴えとチラシ配布を行い、反響を呼んでいます。

 

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新人看護師パワハラ自死事件 -1

2019年7月5日 by スタッフ

医師の『パワハラ発言』の再調査を求める

釧路日赤病院に勤務していた、新人看護師 村山譲さん(男・当時36歳)が2013年9月に自死した事件は、現在「労災不支給決定取り消し裁判」が釧路地裁で行われています。6月11日に第5回期日でした。
この間、被告(国)は村山さんが精神障害を発病したことに関して業務起因性はないと主張。注射のインシデント事故、手術台のロック外しミスは「重大な事故」とは言えない、次のステップ(器械出し)に進めなかったことも「本人も納得していた」とし、医師・看護師のパワハラの事実もないとしています。

これに対して、原告は①譲さんのノートを提出し困難な業務内容に応えるための努力状況を示し、②譲さんの業務上のミスは患者の命に係わる危険性がある「強」の負荷であり、③次のステップに進めなかったことは、自己評価が低くなっていた譲さんにとって大きな影響があったことは事実と指摘しました。④これらを背景に職場での人間関係が悪化していることは明らかで、医師の発言、「お前はオペ室のお荷物だ」は被災者の自尊心を著しく低下させたと指摘しました。そのうえで、医師の発言に関して釈明することを求めました。
裁判長は被告(国)に対して、次回期日までに医師のいわゆるパワハラ発言の再調査を行い報告することを求めました。次回期日は10月7日(月)14時30分からです。

裁判後、「支援する会」主催の報告集会が行われました。尾林芳匡・白神優理子弁護士から裁判の概要報告と合わせて「この間の支援する会の活動、公正判決を求める署名などで、局面を切り開いてきている」と参加者を激励しました。尚、この日は4,700筆の署名を提出し、合計1万8千筆を超えました。

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看護師の臨床研修制度化の投稿

2019年2月1日 by スタッフ

2019年1月26日朝日新聞に掲載された読者の投稿を紹介します。

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釧路日赤病院、看護師パワハラ自死事件

2018年8月10日 by スタッフ

労災不支給取消求め提訴

釧路赤十字病院に勤めていた新人看護師、村山譲さん(当時36歳)が自殺したのは、職場でのパワーハラスメントが原因だったとして、遺族が2018年4月24日、国に労災認定を求める訴えを釧路地裁に起こしました。
訴状では、村山さんは2013年4月に同病院に就職。仕事上のミスを理由に、新人看護師向けのカリキュラムに沿った仕事を与えられず、医師らから「おまえはオペ室のお荷物だな」などと暴言を受けてうつ病を発症し、2013年9月に自殺したとしています。
遺族は2015年9月、労災申請しましたが認められず、再審査請求も2017年11月に棄却されていました。

 支援する集会を開く

提訴の前日夜、釧路市内で「村山さんの裁判を支援する会」の集会が開催され、医療関係者、市民など50人が参加しました。
担当の和泉貴士弁護士は、新人で手術室に勤務した譲さんは、職場の上司による質問攻め・無視・暴言・仕事が与えられないなどのパワハラが繰り返され自死に至った経過を報告し、事実を究明することと合わせて、地域医療の問題も明らかにしたいと報告しました。

北海道医労連の油石博敬書記長は「KKR札幌医療センターで過労死した杉本綾さんの裁判等と合わせて支援してゆく」と決意を表明しました。また、北見日赤病院から参加した看護師は「新人時代、手術室に配置されたことがあり、仕事が覚えられずくじけそうになった。幸い配置替えで助かったが譲さんの苦悩は理解できる」と支援の決意を語りました。

母親の村山百合子さんは「息子は地方公務員を経て看護師になった。『仕事ができない』事はない」と語り、「問題のある職場環境を変えて二度とこのような事件が起きないようにと提訴した」と支援を訴えました 集会にはテレビカメラをはじめメディア関係者が多くの取材が入りました。

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過労死防止シンポジウム

2018年8月8日 by スタッフ

 札幌 落語で過労死防止を訴え

 厚労省主催の過労死防止を考えるシンポジウムが、2017年11月24日、札幌市男女共同参画センターで開催され170人が参加しました。今回は初めて平日の午後行われ、各事業所から職員が参加しました。

 

会社も労働者も社会全体で 今こそ、過労死のない社会を

講演:上野武治氏  (精神科医師)

電通の過労死事件をはじめ最近の過労死動向にふれ、厚労省が長時間労働対策に取り組んでいる状況にあるとしました。
その上で、労働者のうつ病の病態と治療に関して業務関連ストレスで発症し、睡眠障がいと意欲の減退が起こり、脳内の画像では前頭葉の代謝低下に至る。回復に長期間を要し、自殺の原因になりやすいと指摘しました。
治療のポイントとリハビリ・職場復帰の課題と留意点に触れた後、発症前への回復には3年程度有するとし、予防の重要性を強調しました。
ILO(国際労働機構)は質を重視した労働時間を提唱しており、国連の社会権委員会は日本政府に対して、過重労働や過労死、セクハラに対して「勧告」を行っているとして、長時間労働・過労死根絶の取り組みの重要性を指摘しました。
そして、安倍政権の「働き方改革」は青天井の時間外労働を導入する危険があること、「残業規制」と言いつつ、繁忙期は月100時間までの時間外を認めるなど過労死ラインを容認していると懸念を表明しました。

 

 家族の会体験報告

① 吃音のある新卒看護師のパワハラによる自死の件について、母親から報告されまし た。
病棟勤務でしたが患者さんへの検査の説明で読む練習を求められ、スタッフが行き交う中でうまく話せず、強いストレスを受けていました。試用期間後もその延長を告げられ、    13年7月、勤務して4ヶ月目で「こんな自分に価値はなく・・・」との遺書を残して自死しました。
労災は不支給となり、その取り消しを求めて札幌地裁に提訴したと報告しました。

② 13年9月、工場で感電死した夫(電気技師)の事件について妻が報告しました。 当 時は時間外は「自己申告」でしたが毎月100時間を越え、実態はもっと多く、帰宅してもソファーで寝てしまう状況でした。当時は娘が2歳で下の息子が1歳でした。とてもかわいがってくれていました。
その日は娘が入園予定の幼稚園の運動会で未就学児枠で娘の初めての運動会の日でした。前夜は徹夜だった夫はふらふらした状態での勤務でした。「もう無理!」のメールを私に送った直後の事でした。 会社は事故で労災を申請し、労災は認められましたが、その要因は過重労働です。現在、札幌簡易裁判所で調停を重ねています。

③ 15年2月、28歳の息子さんが建設コンサルタント会社で設計業務を担当し、入職して10ヶ月で自死しました。1ヶ月前の時間外は208時間でした。会社を訴え和解は成立しましたが、死亡事故の場合は指名停止などの社会的制裁がありますが、長時間労働を課して従業員が死亡してもそうした制裁はありません。過労死防止のためには事故と同様の制度が必要ですと訴えました。

 

 過労死落語
「ケンちゃんの夢」
招福亭松枝 師匠

創作落語で4度目の上演でした。師匠は、大手製薬会社で働いていた父親を過労死で亡くした家族がその責任を明らかにしようと奔走する人情落語を熱演しました。参加者は時折笑いを交えながら、落語を通じて過労死遺族の思いを強く受け止めることが出来ました。

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過労死防止学会第4回大会の報告

2018年8月6日 by スタッフ

全国センター通信 No229

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長男(新卒看護師)は日々の業務に苦しみ半年で自死しました

2017年4月1日 by システム 管理者

2013年9月、新卒看護師の長男(36歳)をパワハラ自死で亡くされた母親、Mさんから、審査請求が棄却されたことを受けて、手記が寄せられました。いの健道センターは、労災認定をめざして遺族を支援しています。

2013年4月、希望に満ちて釧路の病院に就職した新卒看護師の息子は、勤務して僅か半年後に「努力をしたが、成長しない人間は給料をもらう資格が無い」と遺書を残し、自ら命を絶ってしまいました。

私も看護師をしています。息子は私の姿を見て30歳の時、看護師になりたいと言って、10年間の公務員としての社会経験を経て、看護大学に入りました。予備校の先生方の勧めもあり、男性で卒業時には36歳になるので、専門学校よりも大学を卒業したほうが将来良いだろうと言うことで大学を選択したようです。

私達、親は年を取っていましたので、学費などは社会人時代に大好きな自動車の購入も控えて節約して貯めた貯金と学生支援機構からの奨学金、そして病院の奨学金を受けていました。不足分は少し、親が援助しました。

「人生の中で一番勉強したよ。充実していた。」と待望の看護師免許と保健師免許を取得し、卒業後、奨学金の貸与を受けた病院に就職しました。就職のとき、勤務場所を相談されましたが、年齢が高いこともあり体力のあるうちに苦労したほうがいいと思い、救急部門か手術室の勤務がいいのではないかと助言しました。息子は素直に「体力もあるし、器械の扱いも好きだから」と手術室勤務を希望し、希望がかなったと言って、大変喜んでおりました。

しかし、息子が自死した後に上司の師長より、「適応能力がない、何度教えても些細なミスが数多くある、チューターが指導で悩んでいた。職場でいろいろ言われていた。」などと告げられました。6月にインシデントを起こしたこともあり、一緒に入った同期は新しいことを経験させたが、息子さんは「足止め状態だった」とも言われました。

確かに新しい仕事で公務員時代とは違うのでうまく出来なかったと思いますが、たった3ヶ月で足止めになるような指導や教育があるのでしょうか?

私が育った昔の時代は、厳しく教えられても誰かが優しく見守ってくれていたと思います。しかし、この病院はそのような優しさは無く、また、決定的だったのは、医師から「お前はこの病院のお荷物だな」と言われてすっかり落ち込んでしまったのでは無いかと推測されます。

息子は9月の給料日に手をつけることなく、たった半年で自死してしまいました。

私は主人と一緒に病院に何があったのか、説明してほしいとお願いしましたが、職場の人には合わせてもらえず、病院職員には箝口令が布かれていると聞いています。

私たちは真実が知りたいと、労災申請しましたが不支給となり、現在再審査請求を行っています。

新人看護師は過酷な現場で苦悩を深めています。その新人を長い目で育てる職場環境づくりが大切と思っています。
夢だった看護師を諦めなければなかった息子の思いも含めて、私たち現場の看護師の声を届け、新人教育を改善することが必要と思います。

UHB(北海道文化放送)は、先月末、Mさんの事件について取材し放映しました。放映後、ネットで多くの書き込みがされ、反響が広がっています。新卒看護師の勤務環境改善と育成について関心が広がっています。

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