労働安全衛生学校で報告された、大学生協の日ごろの労安活動の概要を掲載します。
大学生協衛生委員会は北大をはじめ、道内各地域の大学生協の単位で開催しています。北大生協は毎月開催し、労働時間調査や職場巡回等を実施しています。労働時間調査は、45時間、80時間、100時間の超過勤務や深夜10時を過ぎた日数を職場・職員別一覧で把握できる仕組みになっています。
他にも労災発生状況や休日出勤に伴う振替休日の取得状況も報告されます。
職場巡回では、調査票を用いて実施し、室温や湿度が適正か、通路は狭くないか、など15項目をチェックします。巡回の中で従業員との聞き取りの中で、故障の箇所を発見する事例もあり、巡回の継続は必要と感じています。
ストレスチェックでは、対象職員に調査用紙を配布し、400人中、約350人分を回収しましたが、厚労省のプログラムでは設問が1問でも未回答があれば判定が出力されず、再度職員に未回答部分を再回答してもらう対応がありました。
高ストレス判定者への通知は、一般的な文章だけではわかりにくいことから、色紙を用いて産業医面談を促すように工夫しました。
その他の取り組みでは、所属長向けのメンタルヘルス研修会の開催や、時給職員向けにインストラクターによる腰痛・肩こり体操講習会の実施、冬季の転倒防止のための注意喚起を行いました。
今後も働く仲間の要望を聞いて、取り組みを強めてゆきたいと思います。
北海道大学生協統一労組 棚田正彦