新人看護師パワハラ自死事件

医師の『パワハラ発言』の再調査を求める

釧路日赤病院に勤務していた、新人看護師 村山譲さん(男・当時36歳)が2013年9月に自死した事件は、現在「労災不支給決定取り消し裁判」が釧路地裁で行われています。6月11日に第5回期日でした。
この間、被告(国)は村山さんが精神障害を発病したことに関して業務起因性はないと主張。注射のインシデント事故、手術台のロック外しミスは「重大な事故」とは言えない、次のステップ(器械出し)に進めなかったことも「本人も納得していた」とし、医師・看護師のパワハラの事実もないとしています。

これに対して、原告は①譲さんのノートを提出し困難な業務内容に応えるための努力状況を示し、②譲さんの業務上のミスは患者の命に係わる危険性がある「強」の負荷であり、③次のステップに進めなかったことは、自己評価が低くなっていた譲さんにとって大きな影響があったことは事実と指摘しました。④これらを背景に職場での人間関係が悪化していることは明らかで、医師の発言、「お前はオペ室のお荷物だ」は被災者の自尊心を著しく低下させたと指摘しました。そのうえで、医師の発言に関して釈明することを求めました。
裁判長は被告(国)に対して、次回期日までに医師のいわゆるパワハラ発言の再調査を行い報告することを求めました。次回期日は10月7日(月)14時30分からです。

裁判後、「支援する会」主催の報告集会が行われました。尾林芳匡・白神優理子弁護士から裁判の概要報告と合わせて「この間の支援する会の活動、公正判決を求める署名などで、局面を切り開いてきている」と参加者を激励しました。尚、この日は4,700筆の署名を提出し、合計1万8千筆を超えました。